前に書いた記事でパニック発作が治まった要因かもしれないものをいくつかあげましたが、そのうち一番有用で簡単なやつのことについて少し書きたいと思います。
簡単です!本を読んだことです(それも寝っ転がって)。
まずはACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)、かなり分厚く、難解で、高額な本でした。
自分探し(その中にパニック発作の克服も含まれていました)のために読み始めたんですがその学術書を思わせるような文章に四苦八苦、途中3か月の休憩をはさみ、5ヶ月近くかかって読了しました。
詳しく内容のことは書きませんが、(この後の本についても詳しい内容は書きません、自分でまっさらな頭から始めていただきたいと思うからです。もっとも有名な本ですからもう内容は知ってるよ、という人も少なくはないでしょうが)一つだけ気になったところが。
読んでるうちに違和感は感じていたんですが、後半のこの言葉で心が拒絶反応を示しました。
「ポジティブで前向きに生き生きとした人生を送る」
この言葉は受け入れられませんでした。
確かにそうなれれば良いのかもしれませんが、そのほかのは悪みたいに書いてあると感じられたからです。
僕のモットーの一つははポジティブでなくとも、前向きでなくとも、うじうじとした人生でも、その人生をそれこそ受容していればいいじゃないというものです。
それでもそのほかの心の持ち方、困難えの対処法を数式みたいに解説してあるので、ああこんな考えの仕方もあるのかといろいろなところに活用できそうだなと思い、実際無意識のうちにその方式を使っているようです。この無意識に使っているというのはこの後紹介する本すべてに言えることです。
次にセルフ・コンパッション、これは女性の目から見た認知行動療法にマインドフルネス、スピリチュアルなどを掛け合わせたもののように感じました。
特に女性のこころの障害に有用かなと思います。もちろん男性にも有用だと思います。僕も影響を受けてます。
次に認知行動療法実践ガイド 基礎から応用まで、この本は前に紹介した2冊のに大いに影響を与えた元祖ともいえるんじゃないかと思いました。
勉強になりましたが、これを使って禁煙を何度か試みましたが、見事失敗に終わってます。しかしながら、これで禁煙どころか、パニック発作を伴ういろいろな障害が治まったという事例がほんとに多くあるので有用だと思います。
この本も前に紹介したACTといっしょで分厚く値段も張ります。僕は2冊ともAmazonで古本で買いました。
最期にマインドフルネス、これは難しいものから、読みやすいもの、実践的なもの、観念的なものといろいろ出てるので、古本でもいっっぱいあったのでいろいろ買いました。
僕はぐーたらでめんどくさがりなので、瞑想やヨガちゃんとやりません(もどきはやったことはありますが)。
レーズンを含んでとか、足の裏に意識を集中させてとかいろいろありましたが、すべて形から入るのではなく、ただ寝っ転がって読みながら、イメージするだけにとどまりました。
それでもこれが一番効果があったのかなとも思えます。元が仏教ということもあり、子供のころから知らず知らずのうちに実践してたようにも思えます。
すべて実践とは程遠く、形から入るのとも違い、寝っ転がって読んだだけかもしれませんが、イメージだけは大切にしてました。